「歳神様(としがみさま)」という神様をご存知ですか?年末年始になるとテレビ番組やコマーシャルで言っているのを耳にしたことがある方も多いと思います。きっとお正月に関係する神様なのだろうと、何となく想像はできるけれど、実際にはお正月とどのように関係しているのかよく分からないという方が多いのではないでしょうか。
歳神様は、どんな神様?
歳神様とは、お正月に各家にお招きして、その年を無事に過ごせるようにとお祀りする神様です。生活の根源に関わる神様ということで、お正月には丁重におもてなしをします。
歳神様は、農耕神、先祖の神霊などと考えられており、正月になるとまず家の入口、門に飾った門松を目印に山から下りてきて、門松に宿ります。これを依代(よりしろ)といいます。その後、家の床の間に飾られた鏡餅と御幣に宿り、正月の間はそこにいらっしゃるので餅や家々に伝わる正月料理でおもてなしをします。