2月3日の節分になりますと、海苔が巻かれた太く大きな巻き寿司を食べる風習があります。この太巻き寿司を「恵方巻き(えほうまき)」といい、新しい年の福がやってくるとされる「恵方」を向いて無言で丸かじりするというユニークな風習です。そうすることで今年一年を無病息災で過ごせると考えられています。
恵方巻きの起源
今では全国的にみられるこの風習も、起源は諸説ありますが、ひとつは大阪の商人の間で縁起を担ぐために行われていたのが発祥とも考えられており、昭和50年あたりから全国に広まったようです。スーパーなどの食料品店でのイベントとしてPRされたことが広まった要因です。
現代の恵方巻きの課題
恵方巻きは大変人気のある行事となっていますが、近年、コンビニ、スーパー等の食料品店で販売される恵方巻きが、売れ残りのために大量に破棄されることが問題とされています。これをうけ各食料品店では、恵方巻きの予約販売等の手立てを講じ、破棄する量を減らすために販売方法を見直しする動きがあります。