東北地方で行われる夏の一大イベント。中でも有名なのは青森県青森市「青森ねぶた祭」です。8月の2~7日の日程で行われています。
「ねぶた」とは、農作業の妨げをする「眠気」を送り出す習俗「ねむりながし」の「眠り」が「ねぶた」に訛ったといわれています。竹や木、針金を骨組みにして和紙を貼って作った巨大な灯籠のことをいいます。扇、人形、動物などの様々な形があり、多くの人の手で曳かれて街中を練り歩きます。ねぶたの前には「跳人(はねと)」という踊り手が「ラッセラー」とお囃子に合わせて声を上げて踊ります。
ねぷた祭
ねぶたは、地域によって「ねぷた」とも呼ばれています。有名なのは青森県弘前市の「弘前ねぷたまつり」で、掛け声が「ヤーヤドー」です。青森ねぶた祭りは、元々享保年間の頃に、この弘前のねぷた祭を真似て灯籠を持ち歩き踊ったとされています。ねぶた同様、「ねむりながし」から「ねむり」から「ねぷた」となったとされています。