2月最初の午の日に行われる稲荷神社の例祭のこと。旧暦の2月は今の3月にあたり、丁度農耕を開始する時期となる。そのためその年が稔り豊かな年となるように祈りが始められた。
稲荷神社は、宇迦御霊を御祭神としてお祀りしており、五穀豊穣、商売繁盛の神様として全国的に崇敬されている。
稲荷神社といえば、狐と朱色の鳥居や社殿が印象的だ。狐の石像が置かれているのは、御祭神である宇迦御霊の眷属が狐であるところからきている。鳥居や社殿に使われている朱色は、魔除けの意味が込められている。
この他に、数多くの幟がたてられているのも目にする。崇敬者により祈願成就の印として奉納される。