大阪天満宮の天神祭、神田明神の神田祭と日本三大祭りのひとつとされる八坂神社の祇園祭。※地域によって日本三大祭りの内容が異なる場合があるようです。
平安時代貞観5年(863)に疫病が流行した際に早く鎮まるようにと願って神泉苑にて「御霊会(ごりょうえ)」の儀式が勅命にておこなわれました。その後、貞観11年(869)に全国の国数である66本の矛を立てて行ったことが始まりとされています。
祭りの期間は長く、7月1日から約一ヶ月の間に様々な儀式が行われます。最大の見せ場となっているのが、神事の中心である神幸祭のある17日。有名な「山鉾巡行」が行われる日です。中京・下京の各町にある大きな山鉾が四条通から河原町通を巡行し、道路に敷き詰めた割竹の上で勢いよく方向転換をする「辻回し(つじまわし)」は見どころです。
祇園祭の伝統文化を守るために
近年の社会の変化、人口構成の変化など様々な条件の中で安定してこれから先も祇園祭が行うことができるように、また貴重な伝統文化を後世にしっかりと伝えるために、多くの方からの寄付を募っているようです。興味のある方は是非専用のサイトをご覧ください。公益財団法人 祇園山鉾連合会